仕事も人間関係も苦悩ばかり
今私が携わっているシステム開発プロジェクトは、オフショア開発で顧客と海外ベンダーに挟まれたSIerの役目を担っております。
このような推進体制は、実はこれが初めての経験でして、苦労が絶えません。
海外ベンダーは、顧客要件を無視したり、テスト直前で設計に変更を加えたり、勝手な解釈で改造したりとやることなすことめちゃくちゃです。それでいて、バツが悪い時だけ契約に記載されていないからだと主張したりと、日本のソフトウェアハウスとは比較にならない程、自己都合主義で事業を回しています。
これは文化の違いという理由だけでは片付けられないレベルの話だと思います。
一方、顧客側はどうかと言いますと、これまた厄介な方々です。
仕様を決めたがらなかったり、実現したいことをコロコロ変えてきたり、承認行為を先延ばしにしたり、と言い始めたらキリがありません。
このようなサンドイッチ状態のSIerという立場は、本当に辛いの一言に尽きます。
私が勤めているような技術商社に近いSIerで働くシステムエンジニア(SE)は、お客さんと開発元それぞれが言っていることを正確に理解し、システムの観点で最適な仕様、設計に持っていき、かつコストや納期、品質にも細心の注意を図りながら、納入までに結びつけていく必要があるのですから、非常に難易度が高い職種です。
これが今回のようなオフショア開発となったら、もっと難しくなります。
日本語以外に英語やフランス語などが飛び交うので、正確な理解に苦慮しますし、日本語しかしゃべれない私は、まるで宇宙人と人間が伝言ゲームしているような感覚に陥ります。
また、プロジェクトリーダーである上司とも馬が合わず、双方が苦手意識を持っているのが如実に分かります。
この上司からはこれまでに何度か叱責とは言えない精神的苦痛を味わったこともあり、上司の上司に対して、人間関係を切り離してほしいとまで言いました。
しかし、そう簡単に"わかりました"とはならないのが会社です。
現状打破に向けて、マネジメント層が色々とアクションプランを考えてくれるのは有難いのですが、"どうしたら問題解決できるのか?"や"これがお客さん相手だったら耐え凌ぐしかない"とか、的外れな言動が目立つので、要は"我慢してくれ"と言いたいんだろうなぁと推測しています。
この問題に対して、事を荒立てることなく小さな組織単位の中で解決したい気持ちはわかりますが、受けて側がハラスメントの被害にあったと認識した時点で、私はどうやってもポジティブに転換することはあり得ないと確信しています。
当然、サラリーマンの仕事は個々ではなくチームで推進しますので、多少メンバーや同僚とぶつかったり、人間関係がこじれたりする場面に出くわすことは、それなりにあるとは思います。私自身、過去にも色々ありました。
ですが、ハラスメントとなれば話は別です。これを受けて側の環境変化なしに、"現状維持で良くなる方に持って行こうよ。"と具体的な改善策を提示せずにいるのは、なんともひどい話です。
なぜならば、根本的な解決には至っておらず、結局のところ、泣き寝入りを迫られているのと同じだからです。
最近、潰瘍性大腸炎が活動期になってしまったのも、時折、謎の吐き気や頭痛、めまいに悩まされているのも、このような仕事の状況や人間関係の不安からくるストレスが大きな要因な気がして他ならないです。
ここまでくると、どうすればよいか分からないのが本音ですが、側からみれば、会社の中の相談窓口とか人事に直接訴えかければ良いと思う方も多いと思います。
その通りであることは、頭では理解できています。ですが、行動に移せていません。色々、言動を思い返したり、あれこれヒアリングされるのも少し嫌な気持ちもあって行動範囲が狭まってしまっています。
ただ、こうやってブログを書いていると、少し気持ちが落ち着いたり、頭の中も多少なりとも整理されますので、次のアクションに向けてこれから冷静に考えてみたいと思います。
なんともモヤモヤする内容になってしまいましたが、状況に進展がありましたら、またの機会に綴りたいと思います。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。