heibondeitaiの日記

ただ平凡でいたいサラリーマンです。勤続10年の節目に仕事に関連した内容を綴っていきたいと思います。少しプライベートな面も語ります。

潰瘍性大腸炎が悪化したお話

SEとして今の会社に勤めて早10年。

技術力のないエンジニアの肩書きでよくここまでやってこれたなと思います。

幸運にも同期の中では2番目の早さで、主任まで昇格し、ある程度は成果を残せてきたと自負しています。

ただ一方で、潰瘍性大腸炎という厄介な持病を抱える羽目になったことで、所謂自己犠牲=悲惨なトレードオフを体験しています。

この病気を厄介と言っているのは、一度発症すると二度と完治しない病であるとともに、症状が安定しないことから仕事とどうバランスを取って働いていくのかが非常に難しいからです。

今私は、全社を上げた大規模なシステム開発プロジェクトで責任ある立場に置かれていて、毎日夜の21時くらいまで働くことが常習になっています。

当然このようなプロジェクトを任されると、過度なプレッシャーやストレスを多く抱え込むことになるのは、誰がみても明らかですし、初めての海外ベンダーとの開発案件でもあるため、時差によって残業時間を使った打合せ等が頻発し、勤務時間も増加傾向になってしまうのは、デメリットでしかありません。

大腸への負担を軽減するために、本来であれば、規則正しい時間に食事を摂る必要がありますが、それもプロジェクトの性質上実現することが困難です。

こういった状況下に置かれた中で、すでに一年以上経過していますが、案の定、ストレス増によって潰瘍性大腸炎の主症状である血便や腹痛がひどくなり、これまで以上に通院が必要になったり、薬を変えたり増やしたりしています。

もちろん上司やプロジェクトメンバーには周知していて、負荷が増えないように気を遣ってもらっているのはわかるのですが、プロジェクトの中で自分の立場が変わるわけでもないですし、案件の難易度も下がるわけでもないので、症状は改善しない状況が何ヶ月も続いています。

また、プロジェクトリーダーである上司との関係性もボトルネックになっています。それは、年が20歳以上離れていることで価値観が全く合わないことと、パワハラ気質であること、プライドが高すぎること、部下の意見を聞かないこと、など上げたらキリが無いですが、1番はプロジェクトマネジメントが全く機能していない。これにつきます。

詳細を書くと大変なのでここでは割愛しますが、これが私を蝕んでいる大きな要因であるのは身を持って実感しています。

今は上司の上司に相談しながら、仕事をしていますが、これ以上身体を壊してまでこのプロジェクトをやっていきたいという気概は当然ありません。私の中ではポジティブに推進活動できないので、少しお休みの期間をもらうのも最後のカードとして密かに忍ばせています。

同じ持病をお持ちの方、メンタル不調の方、またそうでない方も、多少身体を壊してもしょうがないと思わないでください。

仕事が起因となって発症した病は、損することはあっても、得することは皆無です。通院費用、入院費用、それらにかかる多くの時間は生涯コストでみると、とんでもなく無駄で、非常にもったいないものです。仕事のストレスで被った病気を、その仕事で稼いだお金で治療するなんてなんと皮肉なことでしょうか。

私たちは、仕事のために生きているのではなく、生きるために仕事をしているのだから、いかに健康的に働けるかに重きを置き、仕事に向き合っていくことが最も大切だと思います。そうすれば、きっと良い方向に向かうことを私は信じています。家族もそれを切に願っています。